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熟年離婚は慎重に!相談は弁護士に!

更新日:2019年07月16日
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今や珍しくもなくなった熟年離婚ですが、熟年離婚を考えている方はまず一呼吸おいてみましょう。なぜなら熟年離婚には多くのデメリットがあるからです。
 では一体どのようなデメリットがあるのか、熟年離婚の相談は弁護士にすることをおすすめしますがその理由はなぜなのかなどを詳しくみていきましょう。

熟年離婚の様々な相談先

 熟年離婚をしたいが、わからない事が多いので経験者の声を聞いてみたい、どのように離婚を進めていくのかアドバイスが欲しい…など、色々と相談したいケースがあるかと思います。
 そんな時誰に相談すればいいのか、いくつか相談先をご紹介します。

 ●インターネット掲示板
  実際に離婚をした人の声を聞くことができます。
  離婚をしたことによって良かったことも悪かったこともリアルに聞くことができると考えられます。
  相談内容について厳しいコメントをされる可能性もありますが第三者の声を聞くことによって離婚について冷静に考えることができるようになる可能性があります。

 ●カウンセリング
  離婚カウンセリングは離婚問題を解決してくれるものではなく、相談者がカウンセラーと話をしていく中で夫婦の問題点を見つけて関係を改善していくことが目的です。
  そのため、1人でカウンセリングを受けることもありますがどちらかというと夫婦2人で受けて夫婦関係を改善する話し合いを行うものという方がイメージとしてピッタリくるのではないでしょうか。
  離婚を悩んでいる状態の場合はカウンセリングを受けてみるのも良いのではないかと思います。

 ●女性センター
  女性センターとは、各都道府県に設置された女性のための施設です。
  夫婦間でDVやモラハラを受けているような女性からの相談やカウンセリングを受けてくれたり、援助・一時避難などを行ってくれます。
  離婚をしたいが夫からの暴力が怖くて一歩を踏み出すことができないという場合などは女性センターに相談してみましょう。

 ●弁護士
  いくつか挙げましたが、インターネット掲示板はあくまで第三者のリアルな声を聞くことができるだけですし、カウンセリングを受けて夫婦関係が修復できる状態ではないと感じており、女性センターに相談するほどではない…。
  そんな場合は弁護士に相談しましょう。
  弁護士は法律のプロですし、離婚に関する事件を扱っていますので離婚をすべきかどうかや離婚をどのように進めていけばよいかなどの具体的なアドバイスをしてくれます。
  また、離婚を進めている間に配偶者とトラブルになってしまった場合や調停・訴訟に発展した場合もサポートしてくれますし、強い味方になってくれるでしょう。
  これらのことから、離婚の相談先は弁護士をおすすめしています。

熟年離婚の主な原因とは?

 夫婦それぞれに離婚の原因や理由があると思いますが、ここで主な離婚原因についてみてみましょう。

 熟年離婚に限らず、以下のような原因で離婚をする夫婦が多いようです。

・価値観の違い

・性格の不一致

・DVやモラハラなど

・浮気・不倫

・親族との関係が悪い

・介護問題(義両親・配偶者の介護など)

・金銭問題(借金・浪費・ギャンブルなど)

・配偶者が家にいるストレス

・家庭をかえりみない(家事をしないなど)

・会話が無い

・子供が自立した

・年金分割制度が整備された(夫の年金の一部を受給することができる)

中でも熟年離婚の場合は介護問題や長年会話が無いこと、子供の自立、配偶者の退職や年金のタイミングなどによって熟年離婚をするケースが多いようです。
 また、働く女性が増えたことによって女性自身が自立できること、熟年離婚という言葉自体が世間に浸透してきたことなども原因の一つのようです。

熟年離婚に関するお金のこと

 離婚をする際に知っておくべきお金のことをいくつかチェックしておきましょう!

 ①婚姻費用
  婚姻費用とは、簡単に言えば生活費のことです。
  婚姻中は夫婦が共同生活を送るための費用を分担しますが、離婚を進める間に別居をしている場合などは配偶者から生活費を支払ってもらえないケースがあります。
  この場合でも離婚するまでは婚姻関係は続いていますので、婚姻費用を請求することができます。婚姻費用の請求は夫婦間で行うこともできますが、支払ってもらえる可能性は少なく、家庭裁判所で「婚姻費用分担調停」を行うことが多いようです。

 ②財産分与
  財産分与とは夫婦が婚姻中に築き上げた財産を分け合うことで、原則として半分ずつ分けることになります。
  現金や預貯金だけではなく、不動産、退職金なども財産分与の対象となります。
  財産分与の額によって離婚後の生活に大きく影響がありますので、財産分与はきっちりと行っておきましょう。

 ③年金分割
  年金分割とは、婚姻期間中に支払った保険料の金額に応じて離婚後に受け取る年金の金額を調整することができる制度です。最大50%の割合で分割されます。
  対象となる年金は厚生年金と共済年金です。基礎年金は対象外となりますので、自営業をされている方は年金分割の対象にはなりません。
  年金分割をするには手続きが必要となりますが、期限があります。離婚後2年を経過した後、また、元配偶者が亡くなってから1ヶ月を経過した後は請求することができなくなります。
  ここではかなり簡単な説明しかしていません。年金分割は内容も手続きもとても複雑になっています。年金分割については弁護士や日本年金機構などに相談することをおすすめいたします。

 ④慰謝料
  配偶者から婚姻中にDVやモラハラを受けていた場合や不倫をされていた場合、その配偶者は「有責配偶者」となります。有責配偶者からは慰謝料を受け取ることができます。
  DVなどを受けていた期間や程度によって慰謝料の額は異なりますが、相場としては50~300万円程度と言われています。熟年離婚の場合は婚姻期間が長いケースが多いため、さらに高額になる可能性があります。
  しかし、慰謝料の請求には証拠が必要です。離婚協議を始める前にしっかりと証拠を集めておきましょう。

熟年離婚のデメリットとは?

 熟年離婚にはいくつかのデメリットが存在すると言いました。その具体的な内容を確認しておきましょう。
 まずは金銭的な問題です。
 例えば女性が今まで専業主婦でほとんど働いたことがないというケースは、離婚後就職しようとしても求人が少なく、思うようなところには就職できない可能性が高いです。
 離婚する前に、離婚によって受け取ることができるお金をきちんと把握して、離婚後にきちんと生活が送れるかを計算しておくことが大切です。

 次は離婚後の孤独感です。
 熟年離婚をする場合は子供も成人している可能性が高く、退職後や専業主婦などの場合は職場の方と話をするといった機会も無く、友人がいたとしてもその友人にも家庭があるため頻繁に出かけるということも難しい…など、「あんな配偶者でも居てくれたほうが良かった…」と後悔することも少なくないようです。
 例えばサークルに入る、没頭できる趣味を見つけておくなど、離婚後も孤独感を感じないように工夫することが大切です。

 最後は家事の問題です。
 主に男性側のデメリットの可能性がありますが、今まで妻に全ての家事を任せていたという場合、離婚後は全て自分がしなければなくなるのです。
 歳を取ってから一から始めるのはかなり大変です。日ごろから家事をするようにしておきましょう。

熟年離婚は弁護士に相談を

 ここまでみてきたように、熟年離婚には複雑なお金の問題や離婚をすることによるデメリットが多く存在します。
 また、離婚は精神的にも肉体的にもかなりの負担がかかります。
 そのため損得勘定で「そもそも熟年離婚をしない」というのも選択の1つなのです。

 どうしても耐えられない、熟年離婚でもかまわないといった場合でも、まずは法律のプロである弁護士に一度相談をしてみましょう。
 初回の相談を無料で行っている弁護士や法律事務所もあります。
 離婚後の生活はどうなるのか、離婚すべきなのか、離婚の進め方はどうしたらいいのか…など、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

 熟年離婚の原因の特徴としては子供の自立や配偶者の退職、長年の会話不足、介護問題などが挙げられます。

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離婚慰謝料弁護士ガイド 編集者

離婚問題に関する記事を専門家と連携しながら執筆中 離婚問題でお悩みの方は是非参考にしてみてください。 また、お一人で悩まれているなら一度弁護士へのご相談を強くおすすめ致します。 今後も離婚問題に関する情報を多数発信して参ります。

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